ここで間違えてほしくないのは、カラットと径の関係です。
1 カラットの直径は約6.5mmなので、2カラットは倍の13.0mmかというとそうではありません。
重さ(いわいる体積)の倍ですので、1カラットと2カラットの直径の差はわずか1.7mm。
2カラットと3カラットの差に至っては、何と1.1mmの差しかありません。
しかしボリューム(重さ=体積)の差は歴然です。
重さ(体積)の比較は、コーラの容器が分かりやすいでしょう。
250mlの缶、350mlの缶、500mlの缶、1.5lのペットボトル、2.0lのペットボトル、
それぞれ0.25ct、0.35ct、0.50ct、キャラオーバー、1.5ct、2.0ctのダイヤ、
容易に、体積(重さ)の比較の感覚がつかめると思います。
クラリティ(Clarity)について
10倍のダイヤ専用ルーペ(偏光収差、色収差)にて、キズや内包物をチェックし、
表、裏、で減点していきますが、
F (超特級) IF (特級) < フローレス / インターナリー フローレス> という無傷のダイヤは極めて希です。
VVS (極上) VS (特上) SI(並) の3段階に分け、それでは分けきれないので、
それぞれ 1,2,をつけて VVS 1,2, (極上) VS 1,2, (特上) SI 1,2, (並)と
6段階に分けています。
< ベリー ベリー Slightly Inperfection スライトリー インパーフェクション / Small Inclusions スモール インクルージョン >
どちらでも使われる慣習語です。

カット(Cut)について
原石のカタチが8面体のカタチをしているので、結晶の方向を見極めて、刃を当てて割ります。
(世界一固いダイヤモンドも、ヘキカイという割れやすい結晶方向には、簡単に割れます。)
そこから歩留まりがよく光りが反射しやすいラウンドブリリウントカットにされます。
産出された結晶のカタチによっては、丸よりも、三角や四角にカットした方がよい場合かあります。
○以外の三角、四角、長方形、等は、トライアングル、カレント、バケット、エメカット、ハート、
マーキス、オーバル、ティアドロップ、等、
カットの評価 Exellent = 最高の輝きと捉えるのは、ある意味、正しくもありますが、
それだけで全ては決まらないものです。
カットの理想は、入ってきた光りをできるだけ反射させ、
無駄な部分を出来るだけ出さないようにする事です。
ハート アンド キューピットカットダイヤ(ラウンド)のスコープ画像。
Scope picture of excellent cutting. |

表のスコープ写真。
Scope photograph in chart.
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裏のスコープ写真。
Scope photograph reverse side.
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カットの左右対称さえとれていれば、
この影の出るダイヤは、ベリーグッド以上で可能です。
ベリーグッドで両面、ハートが出る物もありますし、
エクセレントだからといって、全く出ないものもあます。
また、表面にだけ出るもの、裏面にだけ出るものも存在します。
世界的な潮流に合わせ、日本の鑑定機関団体AGL(宝石鑑別団体評議会)も2006年6月1日から GIA (全米宝石学協会) 方式のカット評価に完全移行となりました。
それ以前は AGL(宝石鑑別団体評議会) 方式です。
ここで間違えてほしくないのは、Excellent は元は AGL (宝石鑑別団体評議会) で、業界で自由に使えるように
ハートアンドキューピットと商標をとった、日本で生まれた評価基準であるということです。
グレードは5段階評価に別けられます。
【 EXCELLENT 】−【 VERY GOOD 】−【 GOOD 】−【 FAIR 】−【 POOR 】
GIA (全米宝石学協会) 方式基準は、これに人の感じる美しい輝き、
何万人の人間の見た目に対する主観のデータが加わるものです。
GIA が認めたグレーディングメーカーのダイヤメンション製品に
コンピューターソフトとして入っており、一般には入手不可、非公開、
完全なるブラックボックス状態です。( 公表パターン3850万通り以上。)
《 御注意 》
GIA基準では、エクセレント評価は、ファンシーカラーダイヤ、ファンシーカットダイヤには適用されません。

カラー(Color)について
透明部分の色の事です。透明度ではありませんので、
透明とは程遠い内包物だらけの D カラーのダイヤも当然存在します。
無色透明の D から始まります。
D E F /(colorless) G H I/(near colorless) J K L M/(faint yellow) N O P Q/(very light yellow)
under-S/(fancy color)
コップの水に何滴かコーヒーを入れて混ぜていくと、
どこかで何となく茶色く感じるようになります。
何も入っていない水の色をDとして、コーヒーを一滴入れてかき回すごとに E, F, としていきます。
ほとんど透明で変わりはありませんが、 G,H,I, 以降になると、
どこかでうっすらコーヒー色を感じるはずです。
実際には白い光りの下で、マスターストーンという基準の石と並べ比べて評価をします。
熟練の鑑定士が白い自然光ライトの下で、白い台に乗せて、
マスターストーンダイヤの色と比較する繊細な作業です。
また、自然界にはカラーダイヤモンドなる希少な石も存在します。
放射線照射して色揚げ処理をしたものが、かなり市場に出回っておりますが、
MATSUDA UBIWAで扱うカラーダイヤモンドは、天然カラーの物のみ扱います。

■ ダイヤモンドはグレードが付くとはいえ、自然界からの贈り物。天然の産物。
工業製品ではありませんので、一つ一つに個性があります。
■ ダイヤモンドの輝きの要素は、カット、クラリティ、カラー以外にも、
シンチレーション、ブリリアンシー、ファイヤー等
様々な条件が加ります。しかし現在、これらを客観的な数値で捕らえる装置は無く、
全ては買付けの際の、経験、勘に左右されます。
■ 4Cに表せない評価しきれない部分へのこだわり、妥協のない品質が、 MATSUDA UBIWA への信頼となり、今日を支えているものと確信しております。